リオデジャネイロの治安事情~とある駐在妻のメキシコだより8通目~


ブラジルの大都市、リオデジャネイロ。1960年にブラジリアに首都が移されるまで、ブラジルの首都だった地です。

毎年2月に行われるサンバのお祭り、「リオのカーニバル」は日本でも有名ですよね。

2016年には夏季オリンピックが開催され、引き続き都市開発が進められているリオは、貧富の差も激しく、治安は良いとは言えません。

外務省の海外安全ホームページでは、「危険レベル1:十分注意してください。」となっています。

今回は、日本から最も遠い国、ブラジルに位置するリオデジャネイロの治安について、

・具体的にどんな感じ?
・何に気をつけるの?

をご紹介します。

 

治安は、明らかに悪いです!

リオの治安について一言でいうと・・・明らかに悪いです。

2018年の殺人事件発生率は日本の30倍、強盗件数は1300倍。

強盗においては、1年間に市民の約54人に一人が被害にあっている計算になるようです。

ちなみに、メキシコ人の知人にリオに旅行に行くことを伝えると、「え、死ぬよ!?」と。

治安の悪さはメキシコ人もビビるほどみたいです。

 

邦人はどんな被害に遭ってるの?

さて、危ない国に行くとなると日本人もそれなりに心構えして気を付けてるはず、日本人はどんな被害に遭ってるの?という疑問があると思いますので、リオでの2018年における邦人被害情報について書きます。

 

在リオデジャネイロ日本国領事館に記載されている情報をまとめると・・・

・窃盗事件(ひったくり)10件
・窃盗事件(すり)2件
・窃盗事件(置き引き)3件
・強盗事件3件

でした。強盗事件はナイフ・銃で脅されて、とのことです。報告されているものだけなので、これは氷山の一角でしょう。

 

観光地なら平気?どう気を付ければ被害に遭わない?

私が旅行した際の体感だと、観光地(コパカバーナ地区、イパネマ地区)は警察が結構うろちょろしていて、歩くのすら危険!てことはありませんし、怖い思いも一度もしませんでした。

でも前述の通り、2018年の1年間でも邦人が被害を受けている事件はありますし、中には観光地区内での事件もあります。


以下、被害に遭いにくくするために、リオではこれは絶対気を付けましょうということを挙げていきます。

 

綺麗な格好はNG

リオで「お金を持ってそう」とみられて得することはありません。

リオは海岸沿いの都市なので、夏ならサンダル+Tシャツ短パンといった現地に馴染む格好がおすすめ。

 

歩きスマホはもってのほか

これも危険な国では常識ですが、道端でスマホを出すのは絶対ダメです!

日本なら当たり前にみんな持っていますが、貧富の差のあるブラジルではそうではありません。スマホを持てない現地の人からするとスマホは札束に見えるのです。

実際、前述の邦人被害は、ほぼスマホ(iPhone)の窃盗被害です。

 

夜は歩かない

日が暮れたら移動はUberでしましょう。タクシーよりも安全でぼったくりの心配もありません。

 

巻き込まれたら抵抗しない

前述の通り、邦人被害に多いのは金銭目的の窃盗・強盗です。

金目の物を渡せばそれで済むので、巻き込まれた際は抵抗せず渡します。

 

捨て財布を用意

強盗に遭った際に渡せるよう、用意しておきましょう。

「これ、捨て財布だろ!」と見抜かれないように、不要になったポイントカードなども入れて実際に使っているように見えるようにします。

 

絶対近づいてはダメ!貧民街・ファベーラ

リオには、ファベーラ(貧民街。いわゆるスラム街ですね。)が約1,000か所存在すると言われています。

普通は家が建てられないような、丘の急な斜面のところに小屋を建てるなどして形成されているようです。

麻薬・強盗など犯罪の巣窟となっており、絶対に近づいてはいけません。

 

在リオデジャネイロ日本国総領事館のホームページ上にも、ファベーラにおける麻薬密売組織間における抗争の激化・治安当局と麻薬密売組織間における銃撃戦の頻発、流れ弾による一般市民への被害がある、と記載されています。

現地ガイドによるファベーラツアーなるものもあるようですが・・・ツアーだからって絶対安全なんてことはありません。

巻き込まれたら終わり。流れ弾がきたらそれまで。

不安定な情勢の地にわざわざ行くのはどうかと・・・。身近な人が参加するとなると、私なら止めますね。

↑見えにくいですが、山の斜面にびっちり小屋があるところがファベーラと思われます。

 

気を付ければ楽しく過ごせる

殺人・強盗などを数字にして日本と比べると、リオ行ったら死ぬんじゃないか、帰って来れないんじゃないか、と恐ろしくなりますね。

治安は悪いですが、危険な地に近づかない、観光地のみ、その他気を付けられることは気を付ける、と心がければ大抵の危険は避けられます。

旅の参考にしていただければ幸いです!

 

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この記事を書いた人

ペンネーム:n子
元大学病院看護師。夫のメキシコ転勤をきっかけに、医療・旅行系メディアにてWEBライター業を開始する。こちらではメキシコでの実生活をお伝えします。執筆依頼はこちら