タイの買い物事情③(薬・化粧品編)~とある駐在妻のタイだより6通目~


海外に暮らすことで大きな不安は医療事情でしょう。

病院の情報はもちろん、どんな薬が手に入るのか?どこで手に入るのか?
そんな不安の解消に、タイで手に入るお薬をご紹介します。

ついでに、お化粧品の事にも少し触れてみますのでぜひ参考になさってください。

タイのお薬事情

タイには、日本にあるような“○○医院”というような個人経営のクリニックが殆どありません。

基本的に病院といえば、大きな総合病院です。

町の至る所に在る薬局の薬剤師さんが「かかりつけ医」の役割を果たしているので、タイのお薬事情は日本とかなり違います。

タイのお薬には、日本と同じように薬剤師さんが、症状の相談に応じてお薬を処方してくれる「第1種」。

薬剤師が不在でも販売が可能な「第2種」、コンビニで販売されている「第3種」があります。

薬局でも、薬剤師さんが出勤していないと「第1種」の薬は販売されず、薬棚にカーテンがかかっています。

 

タイでは、国民一人当たりの医療費が日本の20分の1程度だと言われています。

病院に行かず、薬局で薬を買って対処しようとする人が非常に多いのです。

その為、薬局で購入できる薬は多岐に渡り、日本では病院の処方箋が無くては購入できない薬も薬剤師さんがいる薬局で売ってくれます。

一応、タイにも「処方箋が必要」という法律がありますが、あまりその影響を感じることがないのが現実の感覚です。

従って、抗生物質や低用量ピルなど、日本では病院にかからなければ購入できないお薬が簡単に手に入ります。

 

そんなお薬事情を反映してか、旅行者に人気がある一部のお薬(強壮薬や痩身薬)には偽物も多く出回っているのも現状です。

その為、薬の購入には十分な注意を払って、信頼できる薬局で購入することをお勧めします。

 

タイで手に入るお薬

一通りの内服薬は、日本と変わらない品揃えです。

・鎮痛解熱剤
・下痢止め
・咳止め
・胃薬
・絆創膏
・消毒液

などの家庭の薬箱に入っているような医薬品はどこでも簡単に購入できます。

 

他にも、前項の通り処方薬も薬剤師がいる薬局で、一通り手に入れることができるのでお薬に関しては、タイではそれほど困ることは少ないと思います。

バンコクにも、シラチャにも日本人が常駐している薬局があり、日本語でお薬の相談ができるのも安心です。

 

ただし、日本との薬事法の違いから、成分には大きな違いがあります。

タイでは欧米の規格に沿った薬を取り扱っていることが多く、体の小さな日本人には“効きすぎる”という事も…。

 

抗アレルギー薬の副作用に「眠気」は日本でもありますが、こちらのお薬は「睡眠薬?!」と思うほどの眠気に襲われたりします。

安価で簡単にあらゆるお薬が手に入りますが、購入と服用には十分な注意が必要です。

 

日本から持ってきた方がいいお薬

①心配屋さんは、常備薬すべて

ここまで読んで、勘の良い方は気付いたでしょうが、タイのお薬には「不安」が付きまとう事もあります。

お薬が必要な、弱った体の状態で、不安という気持ちまで持つなんて、ご勘弁。という方は安心できる飲み慣れたお薬を持参されることをお勧めします。

 

代替品はいくらでもありますが、食品と違って、日本のお薬が輸入されて販売されていることは、ほぼありません。

「冷えピタ」や「のどぬーるスプレー」といったものは全く同じパッケージで販売されていますが、海外仕様のものです。

私は、「太田胃酸」と「正露丸」信者なので、一時帰国の度に毎回大量に購入してタイに持ち込んでいます。

 

②目薬


「ものもらい」や「結膜炎」「緑内障」といった日本では処方薬の目薬は、同じ物がタイでも手に入ります。

ただ、日本で沢山発売されている「疲れた目に」「充血解消」「コンタクトで乾いた目に」というような、1種薬品に分類されない目薬はめったに売られていません。

日本で人気の、「すっきりする目薬」や「クールタイプ」は手に入らないので、日本から持ってくることをお勧めします。

 

コンタクト用の目薬も、常用してるものがある方は持ってきた方がいいと思います。

タイにはハードタイプのコンタクトレンズはありません。

なので、ハードコンタクト愛用者は目薬と共に、保存液などもすべて日本からご持参してくださいね。

 

③オブラート、お薬カッター、お薬飲めたね

タイのお薬の特徴として、「大きくて色がどぎつい」という事が挙げられます。

大人でも飲み込むのがつらいようなお薬が処方されることもしばしば。

更に、白やクリーム色の錠剤に見慣れた日本人には、青や蛍光ピンクのタイの錠剤は飲むのに結構な抵抗があります。

お子さんと一緒に駐在されるご予定ならば、お薬を飲み易くするグッズは必須です。

 

④キズパワーパッド

タイにも絆創膏はありますが、いわゆるガーゼの付いたテープタイプのものです。

日本では一般的になった湿潤治療は、タイではまだ浸透していません。

その為ハイドロコロイド製品の絆創膏は市販されていません。

軽くてかさばらないので、ぜひ荷物に一緒に入れてきてくださいね。

 

タイの化粧品事情

タイには世界各国から化粧品メーカが進出しているので、日本の百貨店に並んでいる外資系ブランド商品は全て手に入れることができます。

価格はレートにもよりますが、購入をためらう程の差はありません。

ただし、資生堂などの日本メーカーのものは、日本での購入の方が割安感があります。

 

また、ドラッグストアコスメといわれる、比較的安価な日本の化粧品はタイでも大人気で種々様々な商品が手に入ります。

「マツキヨ」や「ツルハドラッグ」といった日本の大手薬局チェーンも進出しているので、日本で人気のある商品はほとんどタイでも購入できます。

価格は日本で購入するより2~3倍になるものから、ほとんど変わらないものまで様々です。

また、美容大国といわれるタイ。

化粧品の品揃えは日本の比ではありません。

ハーブを使った自然由来の化粧水から、最新科学の粋を集めたドクターズコスメまで手に入ります。

 

タイに持ってきた方がいい化粧品

①敏感肌用の基礎化粧品

タイの化粧品は、薬同様、欧米規格に準じた物が多いです。

外資系ブランドも、日本で販売されているものと成分が異なっていることも多いです。

日本人の肌の為に作られた、敏感肌用化粧品は手に入らないので日本から持っていきましょう。

 

②日焼け止め

タイでももちろん日焼け止めは手に入りますが、紫外線量が3倍といわれるタイ。

消費量が半端ないのですが、日本製のものは、こちらで買うと1.5~2倍の価格です。

 

日本では日焼け止めを塗っていなかったという男性も、ゴルフの機会には必須です。

たった1日のゴルフ焼けでも、日本の日焼けとは違ってはっきりくっきりなので、なんだかいつもゴルフに行っているように誤解されてしまいます…。

ぜひ、駐在最初の年に使う分くらいは持ってくることをお勧めします。

 

まとめ

医薬品や化粧品は、直接体に影響を及ぼすものなので、安心して使いたいですよね。

食品がなんでも手に入るタイ駐在では、その分の荷物を医薬品に充てられるので、安心できる分はお引っ越し荷物に入れておくのがおすすめです。

買いだめの際には、使用期限にお気をつけて。

医薬品のお世話になる事が少ない、健やかな駐在生活が理想的ではありますが…。

 

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