男子100mで3人目となる9秒台突入は今季、日本選手権100mで3位・200mで2位の小池祐貴でした!
去年の日本選手権で頭角を現し、今期は、リレーにもメンバー入りした小池の大躍進の秘密に迫りたいと思います。
小池祐貴のプロフィール
https://www.instagram.com/p/Bws562NJ7_I/?igshid=huhfeurst4zb
- 年齢:24歳
- 生年月日:1995年5月13日
- 出身地:北海道小樽市
- 高校:立命館慶祥高校(北海道)
- 大学:慶應義塾大学
- 所属:住友電工
- 身長・体重:173cm・75kg
- 趣味:映画鑑賞・料理
自己ベスト記録
- 100m:9秒98(日本歴代2位)
- 200m:20秒23
陸上を始めたきっかけ
小池は、陸上を始めたきっかけとして「自分が活躍できる競技を考えた結果」と答えています。
なんと小池は高校から陸上を始めました!
小4から中学まで野球をしており中学では投手で4番を担っていました。
中学3年の夏、部活を引退し全国大会に自分が行くためには何の競技が1番近いのかを考えたことがきっかけになったようです!
高校時代、同世代の桐生とは常にライバル
小池が通った高校は、北海道の立命館慶祥高校です。
立命館慶祥高校はインターハイに出場する選手が毎年数多くいる高校です。
そんな環境の中で小池はひるむことなく
「この人たちに練習で勝てたら、全国で戦える」
https://www.google.co.jp/amp/s/www.sankei.com/premium/amp/180818/prm1808180006-a.html
と前向きに捉えています。
大学は山縣もいた慶應義塾大学に進学
大学進学するにあたって、陸上を続けるか辞めるか悩んだといいます。
しかし「桐生にガチで勝って終わりたい」という思いで陸上を続ける道を選びました。
今季大躍進の秘密は練習方法にあった!
小池の大躍進の鍵を握る練習方法は、なんと遅く走ることなのだそうです!
ある練習で、300mを2本走る練習メニューに対して小池は設定タイムを42秒として走りました。
100mを今では9秒98で走る小池にとって、この練習では100mを14秒で走るゆっくりとしたペースになります。
あえて遅く走ることでフォームの確認をしているんです。遅く走ってもブレーキがかからないように意識して走っています。遅く走るより速く走る方が楽なんですけどね。引用:NHK SPORT STORY いだてん
いかに速く走れるかを競う陸上競技であえて遅く走ること。
これは、初心に戻り自分の走りを見つめ直し、基礎を大切にすることを小池が今回の9秒台突入したことで教えてくれたと思います。
小池を9秒台に導いた臼井コーチとの関係
この練習方法を教えているのが、2018年から小池を指導している臼井淳一コーチです。
https://twitter.com/rikujyo_nikkan/status/1045625715666837504?s=21
臼井コーチは、過去2回走り幅跳びでオリンピックに出場し、ロサンゼルスオリンピックでは7位に入賞した経歴があります。元日本記録保持者です。
今の陸上競技の選手たちを見ていると、速く走らないと速くならないと思っていると思うんですよね。
まずはゆっくりとしたスピードで正しい足の運びや腕の動きとかをまず身につけて、それができるようになったら徐々にスピードを上げていけば良いんです。足の接地とか体重移動とかは、速い動きだとごまかせてしまうんです。だけど、ゆっくり走るのは本当にきついんで、あえて遅い動きでやっています。引用:NHK SPORT STORY いだてん
速くなるためには基礎が大切だと分かりつつも、どうしても速く走ることを求めてしまうと思います。