専修大学は準難関私大グループとして知られる「日東駒専」(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学)の一角をなしている私立大学です。
東京都心の神田キャンパスと神奈川県の 生田キャンパスがあり、「就職の専修」という言葉があるほど、就職支援や資格取得支援に力を入れている大学です。
当記事ではそんな専修大学について口コミ・評判を含めて解説をしています。
専修大学の基本情報
専修大学は1880年に建てられた専修学校を前身とした大学です。
専修学校は日本で初めて誕生した経済専門学校であり法律専門学校としても知られていました。
その伝統から専修大学の看板学部は法学部と経済学部だとされています。
教育は実学教育に重きが置かれています。
男女比
専修大学における学部生の男女比はおよそ9:5です。
男子 | 11622人 |
女子 | 6349人 |
(計) | 17971人 |
学部別人数
経済学部 | 3164人 |
法学部 | 3273人 |
経営学部 | 2443人 |
商学部 | 3017人 |
文学部 | 3173人 |
ネットワーク情報学部 | 981人 |
人間科学部 | 878人 |
経済学部(二部) | 337人 |
法学部(二部) | 366人 |
商学部(二部) | 339人 |
(計) | 17971人 |
(参照:専修大学 在籍者数 令和元年度)
大学のキャンパスについて
大学には
- 神田キャンパス
- 生田キャンパス
があります。
神田キャンパス
- 法学部
- 法学部(二部)
- 経済学部(二部)
- 商学部
- 商学部(二部)
- 国際コミュニケーション学部
※ 商学部は2020年4月に生田キャンパスから神田キャンパスに移転、国際コミュニケーション学部は2020年4月に新設
生田キャンパス
- 経済学部
- 経営学部
- 文学部
- 人間科学部
- ネットワーク情報学部
神田キャンパスの口コミ・評判
神田キャンパスは東京都千代田区に広がっています。
中央省庁や裁判所との距離も近く東京においても政治や文化の中心地に近い位置にあります。
鉄筋コンクリートの近代化された設備が並ぶ、都市型のキャンパスです。
5号館にはラーニング・コモンズと呼ばれる設備があります。
スタディラウンジとアクティブラウンジがあり、自由な発想を生み出すための交流の場として活用されています。
また全国的にも珍しい法廷教室と呼ばれる裁判法廷を模した専門教室が設けられているのが特徴です。
図書館は46万冊の書籍を所蔵していて自習スペースやグループ学習エリアもあり。
学食は3箇所あって会員登録制のトレーニング室ほかスポーツ施設を有効に活用している学生も多いようです。
生田キャンパスの口コミ・評判
生田キャンパスは神奈川県川崎市にあります。
豊かな緑に囲まれた広大な敷地を誇るキャンパス。教育研究施設のほか、スポーツ施設、図書館、情報科学センターなどが立ち並び、学食は9ヵ所あります。
キャンパスは山を切り開いた高台にあるため。
大学に通うためには最寄り駅から20~30分ほど坂道を登っていかねばなりません。
そういうことから、大学に行くことを「山登り」、帰宅を「下山」とため息交じりに話している学生も少なくないのだとか。
施設ではアクティブラーニングの中核施設を担う新2号館は映像や音響の設備が充実していて便利とのこと。
また国際交流会館は宿泊施設であるとともに留学生と日本人が日常的に交流する場としても機能しているようです。
生田キャンパスは東京都心に出ようと思えば小田急線で30分ほどかかるため、近くでは遊べるところがあまりないという声も。
一方で静かな環境の中、勉強に専念できるという声もたくさんあります。
その点、大学内では設備が充実しているので、学生たちはのびのびと研究や資格取得の勉強に励んでいるようです。
授業に関しては、他学科の授業も専門教育課程として受けることができるケースも多く、学習の幅を広げられるという声もありました。
就職支援にも力を入れている大学
専修大学といえば「就職の専修」という言葉があるくらい、就職支援に力を入れている大学です。
その成果もあり、就職支援が手厚い大学という口コミ評判も数多くありました。
20数名の就職課スタッフが学生たちの就職を全面サポート。
就職相談に乗り、さまざまなネットワークをつかって進路についていろいろなアドバイスをしてくれます。
学内企業説明会、就職合宿、就活基礎講座など就職支援のプログラムも多数設置。
大学3年生春から就職関連の講座に参加する学生も多いようで、就職先に対する学生の満足度も高いようです。
資格取得支援にも力を入れている大学
専修大学は学生の資格取得支援も積極的に行っています。
課外講座として公務員試験や公認会士試験など専門性の高い取得資格取得を支援するための講座がいろいろ用意されているのです。
例えば公務員講座の場合、受験指導専門学校と共同開発をしたオリジナルテキストや指導システムを使って学生たちの公務員への道を支援します。
公認会計士試験を目指す会計士講座では、1年目の入門講座を生田キャンパスで受け、2年目の上級講座では大原学園にも通学し12月の短答式試験。
翌年8月の論文式試験の合格を勝ち取れるよう対策が組まれています。
その他、警察官消防官試験対策講座、市役所試験教養型対策講座、教員採用試験対策講座、宅地建物取引士資格試験講座、秘書検定講座などもあります。
大学のイメージに関する口コミ・評判
専修大学は実学教育を重視した大学で、資格取得や就職支援に力を入れている大学です。
そのようなことから、日東駒専の中では就職に強く、派手さはないけれど実直であるというイメージを持たれることが多いようです。
一方 サッカー、野球、陸上など全国的な実績を上げているクラブもあるため、スポーツに強い大学というイメージも持たれているようです。
一般入試の難易度と入試突破のカギ
専修大学は準難関私大グループ「日東駒専」(日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学) の一角を占める大学です。
マーチ(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)のレベルまでは行かないにしてもそれに準じる学力が求められます。
志望校の対策の一つとして、早いうちに滑り止め校も決めておきましょう。
日東駒専レベルを志望する方向けに、おすすめの滑り止め校をまとめました。
興味がある方はご覧ください。

一般入試で出題される問題は標準的な問題が中心です。
英語は長文問題が多いのが特徴。平易な英文を読み慣れておくのが合格のカギになるでしょう。
国語は現代文と古文があります。
現代文は語句の意味や常識を問う問題も出題されてきました。
社会は基礎的な知識を問う問題が中心です。
基礎をしっかりと固めた上で日東駒専や産近甲龍レベルの問題を解き慣れておくことで合格は近づくでしょう。
専修大学の就職状況
- 東海東京証券
- オリエントコーポレーション
- 千葉銀行
- 日本航空
- 東日本旅客鉄道
- ニトリ
- 経済産業省
- 川崎市役所
- 東京消防庁
- 阪急交通社
- セコム
- 積水化学
- 大塚製薬
- ローソン
- 京セラ
- 茨城県教育委員会
- スズキ
- 資生堂ジャパン
- 日本郵便
- 富士ソフト
- トランスコスモス
など多岐にわたっています。
大学出身の有名・著名人
- 大沢たかお(俳優)
- 小堺一機(司会者)
- 馳浩(政治家)
- 東国原英夫(タレント)
まとめ
専修大学は「就職の専修」の称されるだけあって、就職支援や資格取得支援が充実している大学です。
入試を突破するには標準的な問題を確実に得点できるよう基礎をしっかりと固めておくことが重要です。