「MARCH以上の法学部になんとか入りたい!」
「将来は弁護士になりたいから、法学部しか受験しない!」
という方に向けて、MARCHの中でも入りやすい法学部をご紹介します。
全て受験しても良いですし、狙って受験しても良いですね。
MARCH法学部で最も入りやすいのは、ズバリ法政!
学部学科・試験方式などによっても偏差値は変わりますが、ここでは法学部全体の偏差値を表しています。
| 偏差値 | |
| 明治大学 | 62.5 |
| 青山学院大学 | 62.5 |
| 立教大学 | 62.5 |
| 中央大学 | 57.5-62.5 |
| 法政大学 | 60.0-62.5 |
(参考:河合塾)
法学部と言えば中央大学!と言われていますが、偏差値だけだとMARCH全て同じようなレベルに見えます。
むしろ、中央大学は57.5~と低いのでは?と感じます。
と言っても、ここからだけでは分からない法学部で最も入りやすい(=試験難易度が低い)大学は、法政大学なんです。
なぜ法政が一番入りやすい?
法政大学法学部が入りやすい理由は3つあります。
これらの理由は、他学部でも応用できますのでぜひ覚えておいてください。
1.ライバルが少ない試験日程
2.MARCHの中では倍率が低め
3.T日程は2科目受験(社会理科なし)
1.試験日程的にライバルが少ない
入試は試験内容だけでなく、他大学の試験日程との組み合わせでも合否が分かれます。
例えば、2020年度の入試日程をまとめて見ました。

明治=青、立教=紫、青学=緑、法政=オレンジ、中央=赤、早慶=黄色
で表しています。
上智はまだ試験日程が出ていませんが、大体2月1週目~2週目のはじめでしょう。
MARCHは早慶上智や国公立を受ける受験生が滑り止めで受験します。
そのため、早慶上智とかぶっている試験日や前後の試験日が狙い目です。
また、最近では明治や立教の人気がかなり高くなっています。
明治・立教と被っている試験日程も穴場でしょう。
その点、法政大学法学部は全3日程中3日程全てがかぶっています!
2.倍率がMARCHの中では比較的低い
法政大学の試験は、
- T日程
- 英語外部試験利用入試
- A方式(Ⅰ日程、Ⅱ日程)
- センター試験利用B方式
- センター試験利用C方式
の計5つがあります。
MARCH以上の法学部に入りたい受験生の多くが、T日程・A方式を受験します。
T日程はいわゆる全学部試験内容が同じ方式、A方式は学部ごと個別の試験です。
ここ数年の倍率を見てみると、
| 2017年 | 2018年 | 2019年 | |
| T日程 -法律学科 | 7.6倍 | 10.1倍 | 10.1倍 |
| T日程 -政治学科 | 7.3倍 | 9.0倍 | 7.1倍 |
| T日程 -国際政治学科 | 7.9倍 | 8.1倍 | 6.4倍 |
| A方式Ⅰ日程 -国際政治学科 | 4.7倍 | 3.3倍 | 5.1倍 |
| A方式Ⅱ日程 -法律学科 | 6.3倍 | 9.0倍 | 5.6倍 |
| A方式Ⅱ日程 -政治学科 | 11.3倍 | 8.0倍 | 5.5倍 |
近年はT日程は倍率が高めですが、A日程はそこまででもありません。
5倍代というのは、むしろMARCHの中では比較的低い方です。
倍率だけでなくスケジュールと志望度も合わせて自分が受けるべき試験・学部を決めてください。
3.T日程は試験科目が2科目のみ
T日程は試験科目が2科目のみです。
- 国語総合or数学ⅠⅡAB
- 英語
国語か数学のどちらかを選択します。社会、理科科目はありません。
国語と英語が得意な私立専願者にとってはかなり有利な試験です。
少ない科目だからこそ、ミスは許されませんが社会・理科の選択科目が苦手ならチャンスです!
ちなみに、A方式は3科目で選択科目があるので、勉強が必須です。
他にも入りやすいMARCH大学は、、青学と立教!
法政大学の他に立教大学も比較的入りやすいです。
立教は人気だから倍率が高く難しいと思われていますが、法学部は他の学部(異文化コミュニケーションや文学部)に比べるとそこまで倍率が高くありません。
スケジュールや試験倍率、人気度からチェックしてみましょう。
狙い目は立教大学全学部&個別学部
※立教大学の試験は紫色で表しています。
立教大学は近年かなり人気で、倍率も高いと有名ですよね。
難しいのでは・・・と思われがちですが、実は法学部だけで比較するとそこまで難しくないんです。
その理由を解説します。
1.倍率が意外と低い
過去3年分の倍率をまとめてみました。
グローバル方式は倍率が高めですが、3教科方式・全学部は低めです。
| 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | |
| 全学部(3教科方式) -法 | 5.0倍 | 4.5倍 | 4.8倍 |
| 全学部(3教科方式) -国際ビジネス法 | 7.6倍 | 4.4倍 | 4.7倍 |
| 全学部(3教科方式) -政治 | 5.5倍 | 3.8倍 | 3.9倍 |
| 全学部(グローバル) -法 | 8.2倍 | 6.4倍 | 7.7倍 |
| 全学部(グローバル) -国際ビジネス法 | 5.3倍 | 7.8倍 | 5.5倍 |
| 全学部(グローバル) -政治 | 6.8倍 | 7.0倍 | 5.3倍 |
| 個別 -法 | 3.7倍 | 4.2倍 | 4.4倍 |
| 個別 -国際ビジネス法 | 5.0倍 | 3.7倍 | 5.1倍 |
| 個別 -政治 | 4.6倍 | 3.6倍 | 3.7倍 |
倍率が低いだけでは一概に入りやすいとは言えません。
立教は入試問題が応用過ぎず基本も多いため、そこまで難しくありません。
MARCH以上の法学部に入りたいが、実力がまだ伴わないなら、立教法を目指すのは高すぎないちょうど良い目標でしょう。
狙い目は青山学院大学B日程
※青山学院大学の試験日程は緑色で表しています。
先ほども言いましたが、早慶を目指す受験生が滑り止めとしてMARCHを受けます。
早慶を目指しているので、学力レベル的にも上ですから強敵です。
その強敵ライバルたちがいなくなる試験日程を狙って受けるのがコツ。
例えば、青山学院大学C日程は早稲田の政治経済学部・社会科学部の試験に挟まれています。
早稲田法学部を受ける人は政経や社学を併願している可能性がかなり高いですから、間に挟まれている青学C日程は早稲田受験者がいなくなります。
また、上智・慶應法学部の試験も全て終わっているので、ライバルも少ないのではないでしょうか。
やはり本命試験が終わると気力が抜けてしまいますし、すでに合格している滑り止めもあるはずです。
出願していても受験しない人も多いかもしれません。
逆にキケンなMARCH大学はどこ?
MARCH以上の法学部に入りたいから、全ての試験を受けるというのはスケジュール的に厳しいです。
狙いを定めて受けないと、全部失敗なんてことも・・・
1.明治大学 全学部/個別
2.中央大学 統一入試
この2つはなかなか難易度が高いです。
偏差値・人気・倍率・日程を含めて解説します。
1.明治大学全学部/個別
| 2018年度 | 2019年度 | |
| 全学部 | 5.0倍 | 4.6倍 |
| 個別 | 5.8倍 | 4.4倍 |
2018年、2019年の倍率はそこまで高くないのです。(あくまでMARCHの中での話ですが・・・)
明治大学は早稲田志望者が好んで滑り止めにする大学です。雰囲気が似ているので納得できます。
ちなみに、慶應志望者は立教か青学を滑り止めにする傾向にあると受験時に聞いたことがあります。
つまり、自分よりもワンランク上の大学を目指す受験生がこぞって滑り止めで受験するんです。
MARCHの合格最低得点率を計算してみました。
| 2019年度 | 個別試験 | 全学部統一 |
| 明治大学 | 74.0 | 76.0 |
| 青山学院大学 | 67.1~71.7 | 77.7 |
| 立教大学 | – | – |
| 中央大学 | 58.9~66.3 | 50.2~58.0 |
| 法政大学 | 64.1~66.3 | 68.2 |
※立教大学のみ合格最低点を公開していないため、データなし。
明治・青学に合格するには最低でも7割正解しないといけないんです。
センター試験ならまだしも、私立大学の問題となるとハイレベルですね・・・
一方、中央や法政は6割後半あれば合格できます。
(問題内容や形式にもよりますから、一概には言えませんが目安になりますね)
2.中央大学統一入試
中央大学法学部は「難関、難しい」と言われている通り、確かに倍率も高いので競争が激しいです。
ただ、全ての日程という訳でもありません。特に危険なのが「統一入試3教科型」です。
MARCHの中で見ると、倍率が高いうえに得点率が低いので、試験問題も難しいという事が分かります。
| 2018年度 | 2019年度 | |
| 統一入試(4教科) -法律 | 3.6倍 | 4.6倍 |
| 統一入試(4教科) -国際企業関係法 | 3.9倍 | 4.4倍 |
| 統一入試(4教科) -政治 | 1.9倍 | 1.7倍 |
| 統一入試(3教科) -法律 | 9.8倍 | 8.0倍 |
| 統一入試(3教科) -国際企業関係法 | 6.8倍 | 7.6倍 |
| 統一入試(3教科) -政治 | 5.3倍 | 4.0倍 |
受験生の中でも弁護士や検察など法曹になりたい層が多いのが特徴です。
司法試験にも強く、試験勉強をする環境も整っているので、人気の理由も分かります。
ちなみに、4教科型はかなり穴場ですが、3教科しか勉強していない私立専願者では受験ができません。
国公立を目指す受験生の併願という感じですね。
MARCH法学部の比較(偏差値、立地、学費、就職率…)
各大学法学部の気になる項目を比較してみました。
1.法学部の偏差値一覧
| 偏差値 | |
| 明治大学 | 62.5 |
| 青山学院大学 | 62.5 |
| 立教大学 | 62.5 |
| 中央大学 | 57.5-62.5 |
| 法政大学 | 60.0-62.5 |
(参考:河合塾)
学部学科・試験方式などによっても偏差値は変わりますが、ここでは法学部としての偏差値を表しています。
パッと見ただけではどこも同じようにしか見えませんね。
実は、入試方式によってだいぶ変わってくるんです。
2.法学部の倍率
| 2019年度 | 個別試験 | 全学部統一 |
| 明治大学 | 4.4倍 | 4.6倍 |
| 青山学院大学 | 6.3倍 | 6.7倍 |
| 立教大学 | 6.6倍 | 4.3倍 |
| 中央大学 | 3.2倍 | 5.0倍 |
| 法政大学 | 5.4倍 | 8.0倍 |
倍率を見ると、やっぱりMARCHは人気なんだなと分かります。
一番低くて3.2倍ですから、受験者の3人に2人は落ちる勘定です。
大学進学が一般的になりつつある今、より倍率が上がっていくかもしれません。
3.法学部の得点率
| 2019年度 | 個別試験 | 全学部統一 |
| 明治大学 | 74.0 | 76.0 |
| 青山学院大学 | 67.1~71.7 | 77.7 |
| 立教大学 | – | – |
| 中央大学 | 58.9~66.3 | 50.2~58.0 |
| 法政大学 | 64.1~66.3 | 68.2 |
4.法学部の立地
- 明治大学:和泉キャンパス、駿河台キャンパス
- 青山学院大学:青山キャンパス
- 立教大学:池袋キャンパス
- 中央大学:多摩キャンパス(※都心に移動予定)
- 法政大学:市ヶ谷キャンパス
5.法学部の学費(4年間)
- 明治大学:466万
- 青山学院大学:482万
- 立教大学:472万
- 中央大学:445万
- 法政大学:440万
6.法学部の就職率、進学率
| 2018年度 | 就職率 | 進学 |
| 明治大学 | 88.0% | 7.1% |
| 青山学院大学 | 92.9% | 4.0% |
| 立教大学 | 84.3% | 4.3% |
| 中央大学 | 77.5% | 13.6% |
| 法政大学 | 90.5% | 3.7% |
7.司法試験予備試験の合格者数
司法試験予備試験に合格すると、法科大学院を修了せずとも司法試験受験資格をもらえます。
自分の実力試しで在学中に受験する方も多いです。
| 2018年度 | 受験者数 | 合格者数 |
| 明治大学 | 288人 | 4人 |
| 青山学院大学 | 75人 | 1人 |
| 立教大学 | 70人 | 2人 |
| 中央大学 | 945人 | 27人 |
| 法政大学 | 149人 | 2人 |
まとめ
MARCHの中でも入りやすい法学部、難関な法学部を紹介しました。
ひとくちに法学部と言っても、すべての大学が難関という訳ではありません。
法曹になりたいなら中央大学が圧倒的にオススメですが、民間就職希望ならどの大学でもそう変わりません。
自分の実力や試験スケジュールと照らし合わせて、どの大学を受けるか決めてください。





