「中央大学に入りたいけど、今の実力じゃ厳しいかも・・・」
「学部は関係なく、入れそうな学部を知りたい」
という中央大学受験予定の方へ、狙い目の学部をお伝えします。
中央大学はMARCHの中でも狙い目の大学です。(あくまで「MARCHの中でも」です)
法学部のイメージが強く、全ての学部が難しいと思われがちですが、実は学部・学科間の偏差値差が大きいんです。
当サイトでは「中央大学文学部」を2020年の穴場学部としてオススメします。
世間一般に言われる中央大学の穴場学部と言えば・・・
- 文学部
- 経済学部
- 商学部
- 法学部政治学科
- 総合政策学部
他のサイトを読んだり、受験者の話を聞いたところ、上記の学部は一般的には狙い目と言われています。
「・・・ほぼ全ての学部じゃん!」
と思ったかもしれませんね。(調べたり、話を聞いたりしていて私も思いました。笑)
学部だけでなく、学科や専攻によっても偏差値が違います。
さらには試験方式(一般入試かセンター利用か)によっても、難易度が変わってきます。
当サイトでは、
- 偏差値
- 倍率
- 募集人数
を中心に、穴場学部・学科・専攻をご紹介します。
中央大学なら文学部が狙い目!学科・入試方式も
文学部の中でも
- 人文社会学科英語文学文化専攻(一般入試)
- 人文社会学科フランス語文学文化専攻(一般入試)
- 人文社会学科東洋史学専攻(一般入試)
が狙い目です。
逆に、「国文・日本史・社会学・社会情報・教育・心理学専攻」は倍率が高いので狙い目とは言えません。
1.人文社会学科英語文学文化専攻
オススメの試験方式は「一般入試(偏差値57.5)」です。
英語文学は文学部の中でも募集人数が最も多い学科です。
「その分、受験者数も一番多いのでは?」
と思いますが、英語文学よりも受験者数が多い学科が実はあります。
受験者数が一番多い学科は「心理学専攻」で、次に「日本史文学専攻」となっています。
2019年度 | 一般入試 |
定員 | 80人 |
受験者数 | 477人 |
合格者数 | 187人 |
倍率 | 2.6倍 |
(参考:中央大学 2019年度 入試データ)
2.人文社会学科フランス語文学文化専攻
オススメの試験方式は「一般入試(偏差値57.5)」です。
フランス語文学文化専攻は単純に倍率が低いのでオススメです。
英語文学と違って募集人数は文学部の中で最も少ないです。
その分、受験者数も少ないのでチャンスがあります。
2019年度 | 一般入試 |
定員 | 34人 |
受験者数 | 191人 |
合格者数 | 72人 |
倍率 | 2.7倍 |
3.人文社会学科社会科東洋史学専攻
オススメの試験方式は「一般入試(偏差値57.5)」です。
2019年度 | 一般入試 |
定員 | 24人 |
受験者数 | 116人 |
合格者数 | 45人 |
倍率 | 2.6倍 |
東洋史学専攻も、フランス語と似て募集人数が少なく応募人数も少なくなっています。
私立大学は募集人数よりもだいぶ多く合格者を出すのが普通です。
募集人数が少ないからと言って受けないのはもったいないですよ。
なぜ中央大学は文学部が穴場なのか?
中央大学の中でも文学部がねらい目な理由を考えてみました。
1:偏差値が低め
中央大学文学部はMARCHの中でも偏差値が低いです。
他大学の文学部と比べてみると、
- 中央大学:57.5~60.0
- 明治大学:60.0~62.5
- 青山学院大学:60.0~62.5
- 立教大学:60.0~62.5
- 法政大学:60.0
(参考:河合塾)
「私立大学は入試問題との相性次第!偏差値はあまり関係ない!」
とも言われますが、やはり偏差値が低い方が入りやすいのは事実です。
ですので、中央大学に余裕で入る実力・自信がないのなら偏差値が低い学部・学科を狙うというのが大切です。
2:立地が悪いため受験者が少ない
キャンパスの立地によっても、受験者数が変わり倍率に影響します。
大学 | キャンパス | 受験者数 |
中央大学 | 八王子 | 5,799人 |
明治大学 | 和泉 御茶ノ水 | 6,426人 |
青山学院大学 | 渋谷 | 4,976人 |
立教大学 | 池袋 | 6,470人 |
法政大学 | 市ヶ谷 | 7,204人 |
※受験者数は2019年度一般入試のデータです。
関東圏出身で実家から通う予定の受験生と、地方から上京し一人暮らしをする予定の受験生では受験校の選び方が違います。
実家から通うとなるとアクセスが良く、なるべく近い場所が理想です。
ですが、上京する側にとってはアクセスなど関係ありませんので、地方出身者こそ立地があまり良くない中央大学をオススメします。
3:就職に弱そうという理由で文学部を受けない人が多い
「文学部は就職に弱い」
「つぶしが効くのは法学部、経済学部」
と聞いたことはありませんか?
受験生をやっていると一度は耳にする話かもしれません。
確かに学部によって就職先が変わってきますが、文学部=就職に弱いとは言えませんので、あくまでイメージでしかないでしょう。
また、入試形態によっては出願時に学科まで指定する大学も多いです。
例にもれず中央大学も学科まで指定します。
そうなると、何学科を選ぼうか悩んでしまう受験生が多いでしょう。
「フランス語、ドイツ語と言われても興味ないし・・・」
という声が毎年聞こえてきますが、きっとこれを読んでいるあなたも思っているかもしれませんね。
逆に法学部や経済学部なんかは分かりやすく興味も持ちやすいので、受けるハードルが低いと言えます。
逆に穴場じゃない学部はどこ?
チャンスのある学部・学科を紹介してきましたが、逆にキケンな学部も探してみました。
- 国際経営学部
- 国際情報学部(市ヶ谷キャンパス)
- 法学部
は人気が高く合格可能性も低い可能性があります。
(と言っても、他の学部も倍率はだいぶ高いです・・・)
法学部は中央大学の看板学部ですから、偏差値・倍率ともに高いです。
ただ、法学部には4教科選択で受験できる試験方法があり、実は穴場です!
私立専願の文系3科目しか勉強していない方は受験できないので、国立を目指す受験生向けになります。
国際系学部の人気は右肩上がり!
国際経営学部と国際情報学部は2019年新設された新しい学部です。
そのため入試データがたまっておらず、何とも言い難いですが去年のデータを見ると倍率が非常に高く人気学部と言えます。
学部 | 募集人数 | 倍率 |
国際経営学部 | 70人 | 7.7倍 |
国際情報学部 | 60人 | 14.8倍 |
(参考:中央大学 2019年度 一般入試データ)
文系学部は多摩キャンパスという都心からは遠い場所にあるのですが、国際情報学部だけが市ヶ谷田町キャンパス(←アクセス最高)にあります。
市ヶ谷は新宿からも近い都心にありますので、アクセス・立地の面からも人気が出るかもしれません。
しかも、中大に限らず、傾向として国際系学部の人気がとても高いんです。
ただ、この2学部に関しては「2科目受験」ができるので狙い目と言えば狙い目なのかもしれません。
科目は現代文と英語ですので、もしどっちも得意科目ならチャレンジしてみてください。
経済、商、総合政策学部はどうなの?
経済学部、商学部、総合政策学部は今回紹介しておりませんが、倍率は高いです・・・
残念ながら穴場とは言えません・・・
統一入試
学部 | 募集人数 | 倍率 |
経済学部 | 80人 | 5.2倍 |
商学部 | 65人 | 6.0倍 |
総合政策学部 | 20人 | 6.0倍 |
一般入試
学部 | 募集人数 | 倍率 |
経済学部 | 527人 | 7.4倍 |
商学部 | 516人 | 6.5倍 |
総合政策学部 | 113人 | 10.1倍 |
(参考:中央大学 2019年度 統一入試・一般入試データ)
さすが有名私立大学ですね。どの学部も倍率が高いです。
中央大学文学部の滑り止め、併願するなら?
中央大学に入りたい人でも滑り止めや併願で他大学を受験するでしょう。
MARCH志望者にオススメできる滑り止め校を別記事でまとめました。
もし、滑り止めを決めかねているなら参考程度に読んでみてください。

また、他のMARCHで併願するなら、他大学の狙い目学部も押さえておきましょう。

まとめ
中央大学の狙い目は文学部で、とりわけ
- 人文社会学科英語文学文化専攻
- 人文社会学科フランス語文学文化専攻
- 人文社会学科東洋史学専攻
がオススメです。
3つとも中央大学の中では珍しく倍率・偏差値が低いので穴場と言えます。
全ての試験を受ける訳にもいかないので、どうしても中央大学に入りたいなら狙って受験するのもひとつの作戦です。
中央大学の受験情報をもっと集めたいという方は、ぜひ大学パンフレットを取り寄せてみてください。