駒澤大学は東京都世田谷区に本部を構える私立大学です。
準難関大グループ「日東駒専」(日本大学、駒澤大学、東洋大学、専修大学)の一角を占める有名大学です。
古い歴史があり、仏教の教えや禅の心を現代教育にとりいれた教育を行っています。
当記事ではそんな駒沢大学について口コミ・評判を含めて解説をしています。
大学の基本情報
駒澤大学の起源は1592年に設立された曹洞宗の学林だとされています。
以来、寺院の子弟を受け入れながら仏教と禅の教えを重んじた教育を行ってきました。
その経緯から駒沢大学には全国的にも珍しい仏教学部が設置されています。
1925年に駒澤大学として昇格してからは寺院の子弟以外の学生も幅広く受け入れるようになり、新しい学部がいろいろ設立されました。
近年では2003年に医療健康科学部が新設 。診療放射線技師の育成が行われています。
男女比
駒沢大学における学部生の男女比はおよそ8:5です。
| 男子 | 9146人 |
| 女子 | 5736人 |
| (計) | 14882人 |
学部別人数
| 仏教学部 | 830人 |
| 文学部 | 3740人 |
| 経済学部 | 3312人 |
| 法学部 | 2992人 |
| 経営学部 | 2364人 |
| 医療健康科学部 | 260人 |
| グローバル・メディア・スタディーズ学部 | 1386人 |
| (計) | 14882人 |
(参照:駒澤大学 学生在籍者数 2019年度)
大学のキャンパスについて
大学には
- 駒沢キャンパス
- 玉川キャンパス
があります。なお駒沢キャンパスから徒歩5分ほどのところに深沢キャンパスもありますが、こちらでは大学院の学生たちが学んでいます。
駒沢キャンパス
- 仏教学部
- 文学部
- 経済学部
- 法学部
- 経営学部
- 医療健康科学部
- グローバル・メディア・スタディーズ学部
駒沢キャンパスの口コミ・評判(設備編)
駒沢キャンパスは、駒澤大学に通う学部生全員が通うことになるメインキャンパスです。
9階建ての本部棟はじめ近代的な施設が立ち並びます。
都心の大学らしく新しくて機能的。
ただ、学生数が多いだけにエレベーターやエスカレーターは授業の直前や直後に列ができてしまうという懸念の声もあります。
図書館は123万冊の蔵書を誇ります。
駒澤大学は仏教系の大学ということもありその特徴も随所に見られます。
例えばキャンパス内にある禅文化歴史博物館(耕雲館)では施設では禅や歴史をテーマにした展示が催されています。
また、禅研究館には150人が座れる座禅堂も整備されています。
駒沢キャンパスの口コミ・評判(立地編)
駒澤キャンパスの最寄り駅は東急田園都市線の駒沢大学駅。
駅前からのびる一本道を10分ほど歩くとキャンパスにたどり着きます。
駒澤大学駅から東京屈指の繁華街である渋谷までは電車10分以内。
そのようなことから立地が優れているという口コミ・評判が多数ありました。
都心に出やすいだけに、学業、サークル・クラブ活動、アルバイトの両立させながら自由度の高い学生生活を送っている学生も多いようです。
なお駒沢キャンパスのすぐ隣には駒沢オリンピック公園が広がっています。
広々としていて自然豊かな公園。
クラブやサークルのお花見イベントや集会にしばしば活用されているようです。
駒沢キャンパスの口コミ・評判(グルメ編)
大学生にとって毎日の食は大切なもの。
食といえば駒澤大学の学生食堂はコスパがよいという口コミ・評判が多数あります。
スエヒロステーキと呼ばれる鉄板ステーキやハンバーグ定食など大人気。
また、朝には在学生限定で100円朝食(限定400食)の取り組みも行われています。
そういったことから食費の節約をできてありがたいという口コミ評判が多数ありました。
一方、学生数の割には食堂が狭いため、ランチタイムは食堂が混み合うとの声も。
駒沢キャンパスの口コミ・評判(授業・雰囲気編)
駒澤大学は全ての学部生は駒沢キャンパスに通うことになります。
一つのキャンパスにあらゆる学部が集結しているだけに授業の選択肢は豊富。
幅広いジャンルの授業を受けることができ、成長できたとの声も多数見られました。
入学時に将来やりたいことが決まっていなくても、1、2年生のときにさまざまなジャンルの授業を受け、専門分野を絞り込むことができたという学生も少なくないようです。
駒澤大学では少人数制のクラスで授業が行われる機会も多くあり、アットホームな雰囲気で友達ができやすいという声も。
授業に関しては、駒澤大学は歴史研究が盛んであるため、特に歴史関係の講義は聴きごたえのあるものが多いようです。
駒沢キャンパス周辺に関する口コミ・評判
駒沢キャンパスの周辺にはスターバックスやモスバーガーといった人気ファストフード店、ラーメン店、定食屋、カフェ、レストランが色々あって便利との声も。
また、駒沢大キャンパスの周辺エリアは高級住宅街なので治安がよくて生活しやすいという口コミ・評判もありました。
玉川キャンパスの口コミ・評判
玉川キャンパスは東急田園都市線二子玉川駅からバス10分ほど移動したところに立っています。
玉川キャンパスでは体育など全学共通科目の一部授業が行われています。
広大な敷地を有しており、陸上競技場、サッカー場、体育館などスポーツ設備が充実。
体育館は2つあって第一体育館には空手道場、柔道場、剣道場などがあります。
玉川キャンパスは運動系のサークルやクラブの拠点としても幅広く活用されています。
大学のイメージに関する口コミ・評判
駒澤大学といえば 駅伝の強豪校というイメージを持つ人も多いようです。
駒澤大学陸上競技部は名門中の名門。
1967年に箱根駅伝に初出場してからは53回連続出場。総合6回優勝という華々しい成績を残しています。
駒澤大学では陸上競技のほか、野球、空手、サッカーなども全国レベルで活躍しており、スポーツに強い大学というイメージがやや先行している印象があります。
一般入試の難易度と入試突破のカギ
駒澤大学は準難関大のグループ「日東駒専」(日本大学、東洋大、駒澤大学、専修大学)のひとつに数えられている大学です。
駒澤大学を第一志望にしている受験生はもちろんたくさんいますが、マーチ(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)志望の受験生が滑り止めに受験するケースも多いようです。
志望校だけでなく、滑り止め校もしっかりと決めておくことが受験合格のカギです。
別の記事で日東駒専の滑り止め校についてまとめたので、良かったらご覧ください。
駒澤大学の入試問題は全体として標準的な問題が中心です。
国語は課題文が長く、内容はやや難解。
ただ、漢字や空所補充型問題が比較的多く基礎ができていれば解ける問題ばかりです。
古文は文学史や文法など知識を問う問題も多めに出題される傾向があります。
英語は制限時間からすると課題文がやや長め。
ただ、文法や熟語の知識を問う問題も少なくありません。
時間配分の感覚を得るために、基礎を固めた上で、赤本で過去問を何度も解くことが入試突破のカギになるでしょう。
大学の就職状況
- 東日本旅客鉄道
- ニトリ
- そごう西武
- 東急セキュリティ
- 柏市消防局
- 警視庁
- キッコーマン
- 埼玉教育委員会
- 日本郵政グループ
- 東京三菱UFJ銀行
- 富国生命保険
- 農協観光
- 渋谷区役所
- 日本航空
- ブルボン
- みずほ証券
- ニチイ学館
- 日本通運
- ベネッセスタイルケア
- JCB
- 大東建託
など多岐にわたっています。
大学出身の有名・著名人
- 新井貴浩(プロ野球選手)
- 桐谷健太(俳優)
- 久保田利伸(ミュージシャン)
- 萩本欽一(コメディアン)
まとめ
駒澤大学では仏教と禅の教えを重んじる教育が長年にわたり行われてきました。
全ての学部生が通うことになる駒澤キャンパスは交通の便が良く、学業、アルバイト、サークル・クラブ活動の両立をするのに最適。
一般入試は基礎をしっかりマスターして手際よく問題を解くことが合格のためのキーになるでしょう。





