プロレスファン
覆面レスラー
プロレスは勝敗が決まっていると、よく聞きます。
プロレスファンとしても「プロレスってやらせでしょ?」と聞かれることもよくあります。
そこで、今回はプロレスは勝ち負けが決まっているのか?考えてみました。
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プロレスは勝ち負けが決まっているのか、現役プロレスラーの意見
まずは「プロレスはやらせ問題」について、現役レスラーの意見をご紹介します。
新日本プロレス 小島聡選手
- プロレスのやらせ問題は愚問
- 痛いふりも、痛くないふりもする
- プロレスは勝敗よりも相手、お客さんとの駆引きが大切
- レスラーは命かけて戦っている
プロレス界の最大大手、新日本プロレスに所属する小島聡選手の意見です。
小島選手は1991年にデビューしたベテランレスラーで、現在も現役で活躍しています。
プロレスが、ヤラセかヤラセじゃないか?なんて愚問だと思う。痛くないのに痛いふりをして油断させたり、痛いのに痛くないふりをして意地を張る時もある。相手選手、お客さんとの駆け引きも凄く重要だし、ただ単に勝敗を競っいてる訳じゃないから。ただ、どう言われても、命だけは張ってます。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2013年8月22日
残念だけど、初めからヤラセという人は、選手が流血しようが、大怪我しようが…極論、亡くなってしまったとしても「ヤラセなのに大変だったね」という言葉を出すでしょう。それは、本当に悲しくて悔しい事だけど…その何十倍、何百倍もの人がプロレスで感動してくれていると思えば、自分は頑張れます。
— 小島 聡【SATOSHI KOJIMA】 (@cozy_lariat) 2013年8月22日
デビュー当時から「プロレス=やらせ」という意見と戦ってきているのですね。
小島聡
プロレスの試合を何試合か見たことがあるなら分かりますが。
試合中、選手たちはかなり痛がっています。
私も初めて見たときはビックリしました。
ラリアットやエルボーをすると会場に響き渡る大きな強打音に「コレは絶対痛い!」と。
わざと痛がったり、痛くても我慢したり、試合の流れや会場の雰囲気を読み取って技をくり出しているんですね。
そして、勝敗よりも相手選手との組合によって、どうお客さんを楽しませるか、レスラーにとっては大切なことです。
プロレスリング・ノア 丸藤正道選手
- プロレスは命がけでやっている
- 本気で取り組んでいる事をバカにするのはさみしい事
- ファンはプロレスやらせ中傷を気にしないでほしい
三代目タイガーマスクで有名な三沢光晴選手が作った団体「プロレスリング・ノア」
ノアのエースである丸藤正道選手もプロレスやらせ問題について意見を述べています。
人が命をかけてやってるものをそんな風に言う人を相手にしてはいけない。
人の本気をバカにする人間は本気で物事をした事の無い人間だと思う。さみしい人間だと思わないか?気にせずおもいっきりプロレスを応援してくださいね🎵 https://t.co/xM1YNuYEHd— 丸藤 正道 (@noah_marufuji_) 2017年11月9日
「プロレスはやらせだと友達に言われて、言い返せない」という内容のツイートに対して、丸藤選手が返した返事です。
プロレスがやらせだ!という人は、プロレスを見たことなかったり、よく知らない人が多い印象です。
試合を楽しめれば、プロレスがやらせなどという事は気にならないと個人的には思います。
また、「やらせ」という言葉自体にもマイナスな印象があります。
番外編:有田哲平の意見
「有田と週刊プロレスと」という番組内で有田哲平が「プロレスやらせ問題」について言及しています。
有田哲平
有田哲平によると、やらせではなく青春だそうです。
深い、深すぎますね。名言です。
ちなみに、このシーンはAmazonプライムビデオの有田と週刊プロレスとで見れます。気になる方は覗いてみてください。
該当記事
「有田と週刊プロレスと」が超面白い!|無料で見る方法【Amazonプライムビデオ】
プロレスは結局のところ「やらせ」なのか?
レスラーから、ズバっとした回答はありませんでした。
それは当然といえば当然なのですが、実際のところ「やらせ」なのか、気になります。
プロレスが「やらせ」なのかについて、あくまで筆者個人の意見です。
ハッキリ言うとプロレスは「やらせ」ではありません。
「やらせ」の意味を調べてみると…
マス・コミュニケーションにおいて,過度な演出・演技などによって虚偽の事実を表現しているにもかかわらず,それを隠し,あたかも事実に即しているかのようにみせること。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
マスコミで使われる言葉なんですね。
プロレスは確かに「過度な演出・演技」はしているかもしれませんが「虚偽の事実を表現し、隠している」という事はありません。
そもそも、虚偽の事実がないですね。
サッカーや野球のように白黒勝敗をつける競技ではありませんので。
野暮な話ではありますが、プロレスは「やらせ」ではありません。
プロレスは舞台、エンターテイメント
プロレスは「やらせ」ではなく「舞台・エンターテイメント」です。
痛がったり、痛くないふりをし、お客さんを楽しませています。
結末だけでなく途中のストーリーを楽しむ舞台やドラマと似ており、プロレスも選手個人やチームのストーリーを楽しむスポーツといえます。
そう考えれば、台本があることも、勝敗が決まっていることも納得できるのではないでしょうか。
ここまで読んだら、プロレスの試合を実際に見てください。
一試合だけと言わずに、2試合、3試合と見てほしいです。
プロレスラーが命がけで戦い、お客さんを楽しませている姿がわかります。
ヤラセかどうかなんて、どうでもよくなります。
プロレスの勝ち負けはどうやって決めているのか
プロレスが舞台という事は、台本はどのように決まっているのでしょうか?
プロレスに勝ち負けは存在する!アメリカのプロレス団体WWEの証言
実は、アメリカのプロレス団体WWEが台本の存在を認めています。
WWEがNY株式市場に上場するとき、事業内容を公開すると共に台本(俗に言うアングル)の存在も公表しました。
それ以来、WWEのプロレスはショーである事を認め活動を続けています。
NEXT WEEK: @KingRicochet faces @PeteDunneYxB in a Champion vs. Champion match! #WWENXT pic.twitter.com/5cWjJ38yNi
— WWE Network (@WWENetwork) 2018年9月13日
アメリカ国内ではかなり人気であり、今や多くの人がみる番組なので、過激な試合は控えているようです。
日本でも放送され始め、徐々に浸透してきました。
試合結果は内部の人のみ知っている…?
試合結果は誰が知っているのか、どうやって進められているのかも気になります。
レフェリーがメモを持っているところを見たという声もあります。
リング上で勝敗を決めるレフェリーはあらかじめ勝ち負けを知っているのでしょう。
WWEに台本があるとすると選手もまた、結果を知った上で戦っていることになります。
いずれにせよ、選手たちが一生懸命戦っている姿は感動ものです。
負け続けている選手のモチベーションが気になる
プロレスファン
負ける選手は悔しいのか?
【ch2】15(土)よる6時~DESTRUCTION in HIROSHIMA 生中継🚨「IWGPヘビー級選手権」第66代王者 #ケニーオメガ 2度目の防衛戦へ🔥挑戦者 #石井智宏 には、G1クライマックスで無敗街道に土をつけられた因縁の相手💥絶対に負けられない #njpw pic.twitter.com/rn3EZaNCql
— CSテレ朝チャンネル (@tvasahi_cs) 2018年9月14日
仮に、日本のプロレスに台本が存在し、その通りに選手が試合をしていたとします。
最初から負ける選手が決まっているはずです。
最初から勝ち負けが決まっているとしたら、負ける選手って悔しくないのかな?と疑問に思います。
プロレスはエンターテイメントならば、負けることも悔しくは無いのかな…
それでも勝って泣く、負けて泣く選手もいますし、嬉しさや悔しさは本物なのでしょう。
負け越してるから応援したくなる選手
負けている選手が悔しがっている姿を見ていると、どうしても応援したくなります。
弱そうな選手に同情するという事ではなく、次があるよ!とか頑張れ!という意味です。
しっかりとプロレスのストーリーに引き込まれていますね(笑)
プロレスは勝つ選手がいれば、負ける選手がいて成り立ちます。
覆面レスラー
デビューから現在までの紆余曲折を踏まえて、試合をしていると考えると、勝ったら自分の事のように喜んでしまいますよ
ちなみに、個人的には新日本プロレスのYOSHI-HASHI選手の試合を見ると、応援したくなります。
まとめ
今回はプロレスの定番「やらせ問題」について考えてみました。
プロレスファンあるあるです。一度は考えてしまいますよね。
プロレスファン
結局、おもしろく楽しめればそれで良いんです。