9月から10月にかけて行われたドーハ世界陸上では、
100mには出場せず、200mの種目に絞り見事優勝を果たしたノア・ライルズ選手。
ライルズ選手のドーハ世界陸上とダイヤモンドリーグの結果をまとめてみました。
ノア・ライルズ(NoahLyles)のプロフィール
・出身国:米国
・生年月日:1997年7月18日
・年齢:22歳(2019.10.3現在)
・所属:adidas
ノア・ライルズの自己ベスト
2019年10月26日時点の記録になります。
- 100m:9秒86
- 200m:19秒50 世界歴代3位
200mを19秒50切る選手は、今まで世界に3人しかおらず史上4人目になります!
【200mの世界歴代記録と記録保持者】
1 | ウサイン・ボルト | 19秒19 | 2009年 |
2 | ヨハン・ブレーク | 19秒26 | 2011年 |
3 | マイケル・ジョンソン | 19秒32 | 1996年 |
4 | ノア・ライルズ | 19秒50 | 2019年 |
ノア・ライルズのドーハ世界記録の記録は?(動画あり)
2019年9月27日から10月6日にかけてカタール・ドーハで世界陸上選手権大会が行われました。
ノアライルズ選手は、200mと4×100mRの2種目に出場しました。
100mには、エントリーせず得意の200mに絞って出場することになりました。
ノアライルズの200mのレース結果
- 予選:20秒26(+0.2)
- 準決勝:19秒86(+0.1)
- 決勝:19秒83(+0.3)
レースを重ねるごとにタイムを伸ばし、決勝ではラスト50mの驚異的な走りで後続を引き離す圧倒的な優勝でした!
決勝のレース動画がこちら↓
【ノア・ライルズの優勝コメント】
「今年はいつまでも世界チャンピオンになりたいと考えていた。電話に出ているときも、車の中でも、ずっと思っていた。その世界一を実現できて、信じられない気分だ。ニュー・ボルトとは呼ばないでくれ。俺は、俺だ。」
今年は、絶好調で100mでも9秒86の好タイムで今季世界2位を記録しています。
100mでもメダルを狙える力がありながらも200mに種目を絞り、確実に優勝する有言実行力は凄いと思います。
さらに、初めての世界陸上出場で優勝という結果は力の強さを世界に示したといえますね!
”ポスト・ボルト”や”ニュー・ボルト”と呼ばれていますが、U.ボルトの代えの選手としてではなくノアライルズという1人の選手として実力を誇る選手だと思います!
ノアライルズ4×100mRの結果
アメリカチームの代表メンバーとして予選は出場せず決勝の4走を務めました。
- 予選:38秒03
- 決勝:37秒10 今季世界最高
37秒10は、世界歴代3番目のタイムになります!
世界歴代1・2位がU.ボルトが率いるジャマイカの36秒84と37秒04であるため
チームとして世界歴代2番目の強さを誇るチームとなります!
そんな、アメリカチームの決勝メンバーが下になります。
決勝メンバー
- クリスチャン・コールマン
- ジャスティン・ガトリン
- マイク・ロジャース
- ノア・ライルズ
ドーハ世界陸上100mで優勝したコールマン、続く2位のガトリン、200mで優勝したライルズというという相当たるメンバーです。
ロジャースも100mで準決勝に出場し9秒85の自己ベストを持つ実力選手です。
アメリカ史上最高のメンバーの決勝の動画がこちらです↓
4走のライルズ選手のラストの走りが記録に繋がっているといっても過言ではないほどの加速力ですね!
予選にライルズ選手の代わりに走ったクラボン・ジレスピー選手も今季9秒93で世界6位の速さを持っています。
来年の東京オリンピックでは、年齢的にもガトリン選手が出場するのか不明ですが、
アメリカがバトンで失敗しない限り他国がリレーで勝つのは不可能だといえるほど個々の走力があります。
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ノア・ライルズのダイヤモンドリーグの結果【2019年】
ダイヤモンドリーグとは??
まず、陸上でよくダイヤモンドリーグという大会を聞きますがどのような大会かというと…
ダイヤモンドリーグ
IAAF(国際陸連)が主催しているリーグ戦です。
毎年5月から9月の期間に11か国14都市で14戦行われ、年間の総合成績を競います。
年間チャンピオンには、賞金や世界選手権の出場資格などがもらえます。
オリンピックは4年1度、世界陸上は2年に1度であり、
ダイヤモンドリーグは毎年行われる国際大会の枠組みで主要な大会の一つになります!!
そんな、ダイヤモンドリーグの2019年最新のダイヤモンドリーグの結果をまとめてきます。
第2戦ダイヤモンドリーグ 上海
1位 | 100m | 9秒86 PB | 5月18日 |
コールマンが優勝だろうと思えるラスト20mで爆発的な追い上げを見せ自己ベストの9秒86を更新し優勝しました。
100mというわずか10秒にも満たない間に、こんなにも面白いレース展開が行われるのかと思わせるほどのレースです!
そして、走りのお手本ともいえる綺麗すぎる完ぺきなフォームに釘付けになります。
第4戦ダイヤモンドリーグ ローマ
2位 | 200m | 19秒72 | 6月6日 |
スプリント競技では、トップスピードに乗った後は減速していくだけでその減速をいかに小さくできるかといわれていますが、ライルズ選手は後半の50mで2回ほどギアが上がっているのではないかと思わせるような追い上げです。
第8戦ダイヤモンドリーグ ローザンヌ
1位 | 200m | 19秒50 PB | 7月5日 |
スタートは少しゆっくりではあるものの、19秒50の自己ベストの世界歴代4位の記録で優勝し、U.ボルトの大会記録を更新しました!
第9戦ダイヤモンドリーグ モナコ
2位 | 100m | 9秒92 | 7月12日 |
第12戦ダイヤモンドリーグ パリ
1位 | 200m | 19秒65 | 8月24日 |
もはや独壇場といえるレースで、誰も寄せ付けず圧倒的な優勝です!
まともや2013年のU.ボルトの19秒73の大会記録を更新しました!
第13戦ダイヤモンドリーグ チューリッヒ
1位 | 100m | 9秒98 | 8月29日 |
歴代のオリンピックメダリストであるヨハン・ブレーク、ジャスティン・ガトリンを抑え見事優勝しました!
第14戦ダイヤモンドリーグ ブリュッセル
1位 | 200m | 19秒74 | 9月6日 |
この14戦を通して2019年のダイヤモンドリーグでは、100m・200mともにライルズ選手が優勝し、
2冠を達成しました!!!
この安定した走りは、今季のトップスプリンターといわれるにふさわしいですね!
まとめ
ライルズ選手は、U.ボルトの大会記録を次々と塗り替えています!
ポスト・ボルトではなく、一人のトップスプリンターとして強さを誇る選手であり
今後の陸上界を代表する若きホープといえますね!!
今後100m・200m・リレーと優勝候補として注目の期待選手になること間違いなしです!
東京オリンピックで活躍が見れるのも楽しみですね!
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