2019年6月27日から30日の4日間にかけて行われる、第103回日本選手権。
この大会はドーハ世界選手権の代表選考会も兼ねています。
やはり、最大の注目の種目は陸上男子短距離100mだと思います。
誰が、優勝をつかみ取るのか?10秒を切ってくる選手は新たに出てくるのか?
今年の日本選手権は例年の3日間から1日増え4日間の開催になっているため、タイムスケジュールに余裕があります。
選手にとっては、選手にとっても休息がとれ1レースしっかりと集中できるのではないのでしょうか!
注目の出場選手を紹介したいと思います!
日本選手権男子100m出場注目選手
持ちベスト記録が速い注目の選手たちを紹介します。
氏名 | 18-19SB | PB |
サニブラン アブデルハキーム | 9.97 | 9.97 |
山縣亮太 | 10.00 | 10.00 |
桐生祥秀 | 10.01 | 9.98 |
小池裕貴 | 10.04 | 10.04 |
ケンブリッジ飛鳥 | 10.12 | 10.08 |
多田修平 | 10.12 | 10.07 |
坂井隆一郎 | 10.12 | 10.12 |
長田拓也 | 10.14 | 10.14 |
白石黄良々 | 10.19 | 10.19 |
飯塚翔太 | 10.19 | 10.08 |
*表は2018年から2019年にかけてのシーズンベストの順
10秒1台までをマークしているこの10人が決勝進出で確実だと思います。
初の9秒台同士の対決、日本史上最大レベルの戦いになると思います!
ドーハ世界選手権と東京五輪の参加標準記録は?
ドーハ世界選手権 | 10.10 |
東京五輪 | 10.05 |
競技場はどこ?レース日程は?天候は?
日本選手権の場所は福岡市の博多の森陸上競技場で行われます。
競技場のタータンは3月に張り替えられたばかりで新しく、桐生が9秒台を出した織田記念国際と同じ「レジンエース」で次なる9秒台の期待も高まるばかりですね!
日程
男子100m
- 予選:6月27日(木)15時05~
- 準決勝:6月27日(木)19時35~
- 決勝:6月28日(金)20時30~
天気
- 6月27日(木):雨のち曇り・最高気温30℃・最低気温23℃・降水量90%
- 6月28日(金):曇り時々晴れ・最高気温30℃・最低気温23℃・降水量20%
前日の雨でタータンの状態を考えると、タイムを狙うのは難しいかと思いますが、雨と想定されるレースでいかに集中力できるか、運を味方につけれるかですね。
選手それぞれのレースに対する意気込みは!
サニブラウン アブデルハキーム
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2017/06/25/20170625k0000m050071000p/7.jpg?1
- 年齢:20歳
- 所属:フロリダ大学
- 自己ベスト:9秒97
【いよいよ明日から陸上日本選手権】
男子100mで多くの報道陣が注目する #サニブラウン 選手の前日会見。「今回の一番の目標は練習で積み上げてきたことをしっかりやることです」。
詳しい放送予定はこちら
↓ ↓ ↓https://t.co/arQWhVxIvO pic.twitter.com/8aPoUNxfto— NHKスポーツ (@nhk_sports) June 26, 2019
今季、日本人2人目となる10秒の壁を越え9秒97という日本新記録を出し日本記録保持者となったサニブラウン。
今大会、1番の有力優勝候補であるといえます!
現在の練習拠点を海外のフロリダ大学としていて、今回の日本選手権にあわせて帰国しました。
「タイムうんぬんよりは、いい内容で走れれば。日本で走るのが久しぶりなので、とても楽しみにしている」
http://www.shikoku-np.co.jp/sports/general/20190626000607
海外で積み上げた練習、実力を自国日本で存分に発揮してくれそうですね。
9秒へのプレッシャーよりも楽しんで走るという少し余裕もありそうに感じます。
今大会で100・200mで優勝することでドーハ行きが決まるためタイムよりも優勝を確実に狙ってくると思います。
予選・準決勝まではスタートを意識した走りでタイムは気にせずに進み、決勝に確実に持ってくる走りをするのではないかと思います。
日本での久しぶりのレースのため、慣れ始めた海外での環境との対応が柔軟にできるかがポイントになってくるのではないかと思います!気温がフロリダより日本の方が低く、暖かい方が体は動くのでサニブランにとっては日本が涼しいと感じるかもしれません。
しかし、心配される雨ですがサニブラウンが過去出た日本選手権は2回とも雨でありそんな中でも自己記録を出しているため全く問題無いどころか、これは雨に慣れていますね。
昨年は日本選手権を欠場しているため、2年ぶりの出場になりますが2017年の2冠に続いて2度目の優勝となるか期待ですね!
サニブランの関連記事日本記録更新!!サニブラウンの現在の強さに驚愕。年齢・国籍はどこ?
山縣亮太
- 年齢: 27歳
- 所属 :セイコーホールディングス
- 自己ベスト :10秒00
今年の日本選手権は気胸になってしまい、欠場することに致しました。応援してくださる皆様に元気な姿を見せられないのは大変悔しく、残念ですがまずは安静にして治癒に励み、また目指す場所に向けてしっかり取り組みたいと思います。
— 山縣 亮太 (@V7Jqq) June 20, 2019
残念ながら日本選手権前に肺気胸になってしまったため欠場となります。
前回大会の優勝者だったために、2連覇の期待も高まっていましたが、世界選手権出場に向けて8月からレースに復帰する予定になりました。
桐生祥秀
引用:
https://www.jaaf.or.jp/athletes/profile/yoshihide_kiryu/
- 年齢:23歳
- 所属:日本生命
- 自己ベスト:9秒98
明日から日本選手権🏃♂️🏃♀️
サニブラウン選手「日本で走るのがすごく久しぶりなので楽しみ」。生まれ故郷の福岡で走るのは初めてで「新鮮な気持ち」✨
桐生選手「去年や一昨年と違って自信がある。予選、準決勝は流しながら10秒0台や1台で通過を」とプラン披露💨#陸上 #100m #明日は予選と準決 pic.twitter.com/HtcOTYnsj6— 青木貴紀(スポーツ記者(東京五輪陸上担当) Takanori Aoki) (@aokitknr) June 26, 2019
「東京五輪も近いので、そのためにはここで勝たないと。自信はある」
引用:https://www.asahi.com/amp/articles/ASM6V3G91M6VTIPE00C.html
桐生は、今シーズン10秒0台を4度も記録する走りで安定しています!
優勝すると5年ぶりとなります。
今期は初戦で10秒08と世界選手権標準記録を突破しており、アジア大会優勝をしているため、日本選手権で優勝すればドーハ世界選手権への出場が内定となります!
桐生は、ピッチの速さと同時にブレ無い体感で少し浮いた走りをしストライドを伸ばします。スタートの前傾姿勢から加速し後半の走りに繋げてほしいですね!
日本人初9秒台選手として存分に実力を発揮期待します!
小池裕貴
- 年齢:24歳
- 所属:住友電工
- 自己ベスト:10秒04
【いよいよ明日から陸上日本選手権】
今シーズン10秒04の自己ベストをマークした #小池祐貴 選手。「求められているのは100m、200mの2冠だ。思い描くレースをしたい。自己ベストを目指したい」と自信をのぞかせていました。
詳しい放送予定はこちら
↓ ↓ ↓https://t.co/arQWhVxIvO pic.twitter.com/uXGzjqKUTf— NHKスポーツ (@nhk_sports) June 26, 2019
小池も今シーズン100・200mと調子が良く5月に10秒04と自己ベストを更新しました!
今年は世界リレー、セイコーゴールデングランプリと400mリレーのメンバーにも入り実力も発揮しています!
200mでは日本歴代2位の記録保持者者であり100mでは後半の伸びが楽しみですね。
ケンブリッジ飛鳥
- 年齢:26歳
- 所属:NIKE
- 自己ベスト:10秒08
【いよいよ明日から陸上日本選手権】
2016年日本選手権初優勝の #ケンブリッジ飛鳥 選手。「レベルの高いレースになると思う。久しぶりの優勝目指して頑張りたい」。
詳しい放送予定はこちら
↓ ↓ ↓https://t.co/arQWhVxIvO pic.twitter.com/0TWDvpBqdI— NHKスポーツ (@nhk_sports) June 26, 2019
5月左太ももの怪我以来の出場となります。
まだ怪我をしてから日にちが経っていないので心配ですが、怪我あけは意外にもタイムが出ることもあります!
後半の伸びが持ち味なので存分に活かした走りをしてほしいです!
100m優勝候補予想!
自己ベスト記録の順番ですが、優勝は先日9秒97を出したサニブラウンではないかと思います!
伸び伸びとした走りから海外で練習を積み走りに力が増し、後半の強さは今までの日本人にはない伸びだと思います!
順位は
1位 サニブラウン
2位桐生祥秀
3位小池裕貴
になるのではないかと予想します!
サニブラウン 、小池、ケンブリッジと後半が持ち味の走りをする選手が多いため、ゴール付近は混戦するレースになると思います。
桐生はスタートから上手く加速して後半いかに粘れるかが勝負の鍵を握るのではないでしょうか!
リオでリレー銀メダリストの飯塚もベテランの維持で決勝進出なるか期待です。
最後に
たった10秒一瞬のレースですが、各選手がどのようなレース展開を繰り広げるのか楽しみですね!
桐生が言っているような、予選・準決は流すというのは、日本選手権という日本人で1番を決める大会で、日本人選手の中でも力がある選手しか出来ないことです。
サニブラウンなどトップ選手たちも同じような走りをしてくる思いますが、それほどまでに日本人選手の中で差がつく速さになり、世界と戦えるレベルの選手層になったことが分かりますね。
ハイレベルな戦いになる男子100m日本選手権楽しみですね!!