関西の有名私立大学群、関関同立の一角を担う立命館大学。
西園寺公望が明治2年、御所の邸宅内に立てた私塾「立命館」をルーツに持つ大学です。
そんな大学ですが、穴場学部はあるのでしょうか?
早速見ていきましょう!
一般的な立命館大学の穴場学部
一般的に立命館大学の穴場学部と言えば…
- スポーツ健康科学部
- 産業社会学部
- 食マネジメント学部
- 法学部
といわれています。
これらは、単純に偏差値の相対的な低さや、倍率の低さなどで判断しています。
たしかにこれらの学部は偏差値や倍率が低いので、狙い目といえます。
しかし、我々はその入りやすさ以上に、入った後の就活での有利さや、学生生活での充実度を加味して判断しました。
そこで我々がおすすめする穴場学部は、産業社会学部です。
立命館大学なら産業社会学部がおすすめ!学科・入試方法も
立命館大学なら産業社会学部がおすすめと聞いて、疑問に思う方もいるかと思います。
確かに、産業社会学部は立命館大学の中でも人気学部ですが、産業社会学部の中でもとある学科はとても合格最低点が低く、穴場学部であることがわかりました。
まず、産業社会学部の基本情報から見ていきましょう。
立命館大学 産業社会学部 基本情報
立命館大学の産業社会学部は、1学科5専攻のように5つの区分に分かれています。
学科は現代社会学科という名前です。
学科の中の専攻区分は
- 現代社会
- メディア社会
- スポーツ社会
- 子供社会
- 人間福祉
の5つで構成されています。
学部全体は1学年810人で構成されており、学科専攻ごとの配分は
専攻 | 定員/倍率 |
---|---|
現代社会 | 330/6.6 |
メディア社会 | 180/5.3 |
スポーツ社会 | 100/8.3 |
子供社会 | 50/4.4 |
人間福祉 | 150/4.4 |
(引用:立命館大学パスナビ)
各専攻の学ぶ内容は次の通りです。
現代社会専攻は、現代社会がかかえる問題に「社会形成」「社会文化」「環境社会」の3つの学問領域からアプローチする専攻です。社会問題の発見能力や、問題解決能力を培うことを目標にしています。
メディア社会専攻ではメディアと社会の関係を「メディア社会」「市民メディア」「メディア文化」の3つの学問領域から探究する専攻です。新聞の登場から重要になったメディアは、ラジオ、テレビなどの様々な形を経て、今や誰もが持ち運べるスマホという形で受け継がれています。そんな現代のメディアという概念を、最新の研究に基づいて社会と結びつけ、社会の全体像を把握していきます。
スポーツ社会専攻では、市民社会におけるスポーツや余暇のあり方を考察します。スポーツや余暇は、現代のストレス社会において、健康に直結するとまで言われています。そんな重要なタスクについて、科学的な視点から見つめることで、様々な社会問題を解決する能力を身につけることを目標としています。
子ども社会専攻では、小学校教員養成課程を設置しています。教員免許が取れるだけでなく、子供をどういう風に教育するかによって今後の社会にどれほど影響を与えていくかがわかる学科です。
人間福祉専攻ではだれもが人間らしく生きる社会づくりに向けて「制度・システム系」「ソーシャルワーク・対人心理系」という2つの学問領域からのアプローチを行います。これは、やはりAIやコンピューターにとっては出来ない領域ですね。いくらコンピューターに仕事を奪われても、こういった人間的な領域は、専門性を持っていると価値が高いでしょう。
そして、この中でもとりわけ子ども社会専攻か人間福祉専攻が合格最低点と倍率が低くおすすめです!
なぜ立命館大学なら産業社会学部の子ども社会専攻か人間福祉専攻がおすすめなのか
1.倍率が低い
倍率が4倍台と、私立大学の中では格段に低くなっています。
他の専攻ではもっと倍率が高く人気なのですが、この専攻は倍率が低いのでおすすめです。
去年とかで言えば、現代社会専攻が5専攻の中でも一番倍率が低かったのですが、その穴場学部感に惹かれてか、今年に入って倍率が去年の倍以上に膨れ上がりました。
学部個別試験なんかに至っては、2019年の倍率は15倍以上となっており、とても穴場学部とはいえない状況になっています。
2.合格最低点も低い
合格最低点が200点以下ということでとても低く、おすすめです。
他の学科や専攻では200点を超えるところも多く、200点を切る子ども社会専攻や人間福祉専攻は、超狙い目といえるでしょう。
合格採点を基準に勉強をして、各科目ごとにどれくらい点数をとればいいのか逆算してみることもありです。
3.キャンパスの立地が良い
立命館大学は大阪・京都・滋賀の3つの県にまたがっていることでも有名ですが、その中でも一番有名な衣笠キャンパスに位置しています。
多くの学部がこのキャンパスに所属しているため、多くの学生がキャンパス内におり、活気にあふれています。
楽しい学生生活が送れること間違いないでしょう。
4.穴場学部であり人気学部である
一見矛盾していそうな理由ですが、これは核心を突いています。
大学受験においては様々な要素が関わってくるため一概に人気がない学部を穴場学部と言うことは出来ません。
そのため、逆もしかり。人気がある学部だからと言って、そこが難しい学部であるとは限りませんよね。
人間福祉学部は、人気学部であり、かつ穴場学部であるとても魅力的な学部なのです。
人気であることは倍率を見れば一目瞭然だと思います。
穴場学部である理由は、これまで述べてきた理由を読んでもらえればわかると思います。
穴場学部である理由をしっかり理解し、他の受験生に差をつけて受験に臨んで、簡単に人気学部には入れることはとても魅力的ですよね。
これこそ真の穴場学部といえるのではないでしょうか。
逆に立命館大学で難しい学部はどこ?
産業社会学部以外にも2018年度に新設された食マネジメント部は、倍率が低く合格最低点も低いですが、設立されたばかりなので穴場学部には入れませんでした。
今後難しくなってくる可能性が大いに高いからです。
では、現時点で難しい学部はどこなのでしょうか。
法学部?経済学部?いや、違います。
国際関係学部か総合心理学部が最難関
この2つが、倍率や偏差値、合格最低点などを加味して一番難しい学部とされています。
偏差値的に言ったら、62.5で総合心理学部が最難関。合格最低点などで言ったら国際関係学部です。平均得点率などから言っても国際関係学部は賢いです。
なぜここら辺の学部が人気なのでしょうか?
1.国際系は人気が高い
近年の私立大学文系によく見られる傾向の一つとして、国際系の偏差値が高くなる傾向が多いです。
関西学院大学なども国際系の学部が一番難しいですし、立命館もその流れをくんでいるのでしょう。
また、立命館大学自体が国際化を強く意識しているため、このような結果にもなっていると考えられます。
2.英語が重視
総合心理学部は、女子に人気の学部になっています。
そのため科目的に女子は英語が得意なので、国際化の進む立命館大学の総合心理学部は偏差値が高くなっています。
また、近年は心理学に興味を持つ学生が増えており、心理学を専門的に勉強できることに魅力を感じて受験する生徒が多いため、人気の学部となり、偏差値が高くなっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
そんな立命館大学にもやはり穴場学部はあるのですね!
この記事が皆さんの受験の少しにでも役に立てれば幸いです。
そして、皆様も皆様なりの穴場学部を見つけてみてはどうでしょうか。